HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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伊根舟屋の海上タクシーで絶景を見た後は伊根の美味を堪能しましょう

  • ・伊根といえば海に浮かぶ集落「舟屋」を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。舟屋を全て回ろうとすると徒歩で約2時間かかります。重伝建地区に指定された伊根「舟屋」を一望し、迫力を味わえる旅行をご紹介したいと思います。伊根の生んだ奇跡に感動し、天然温泉とおいしい地酒に心と体を癒しませんか。

     

    重要伝統的建造物群保存地区を一望したいなら海上タクシーを呼んで

    重要伝統的建造物群保存地区に指定された京都府の伊根(いね)。京都の福知山駅から特急で天橋立駅へ向かい、さらに丹後海陸バスに揺られて約1時間でたどり着きます。せっかく伊根を訪れたら誰もが海側から舟屋を一望したいと思うものですよね。

     

     

    遊覧船で大きくゆっくり回るも良いですが「できるだけ舟屋の近くまで見てみたい」「実際の漁師さんから伊根の話を聞いてみたい」そんな思いが叶うのは、海上タクシーです。誰よりも伊根湾に詳しい伊根の漁師だからこそ案内してくれる海の旅は新しい発見があり、息をのむ景色があり、笑いもあります。いくつかの海上タクシーがある中、今回旅したので「成洋丸」です。

     

    <04-1_alt:alt海上タクシー>

    遊覧船で大きくゆっくり回るも良いですが「できるだけ舟屋の近くまで見てみたい」「実際の漁師さんから伊根の話を聞いてみたい」そんな思いが叶うのは、海上タクシーです。誰よりも伊根湾に詳しい伊根の漁師だからこそ案内してくれる海の旅は新しい発見があり、息をのむ景色があり、笑いもあります。いくつかの海上タクシーがある中、今回旅したので「成洋丸」です。

    <04-2_alt:altおじさん>
    成洋丸の船長は少し照れ屋さんですが、少しでも楽しい時間になるように綾小路きみまろのテープを聞いて話のセンスを磨いているそうです。笑いながら、伊根の良さを伝えてくれる海上タクシーで伊根を満喫しましょう
    <04-3_alt:altメイン舟屋>
    ドラマや釣りの某有名映画の撮影で実際に使われたロケ地を海で周り、主人公が釣りをしていた場所なども開設してくださいます。ベストポイントで船を止めてくれるので旅の思い出として素敵な写真も残せます。舟屋以外の名所もしっかり回ってくれるのでおすすめです。
    無人島の青島にある神社の鳥居まで見渡せます。海に浮かぶ釣堀の横を通り、潮風を感じる海上タクシーは町を散策するだけでは体験できない旅を提供してくれます。舟屋の歴史を写真で解説してくれるので、舟屋を知らない方も海上タクシーを乗る前と後では違った視点で舟屋をみることができます。
    <04-4_alt:alt旧役場跡>
    伊根湾内であればどこへでも迎えにきてくれる成洋丸ですが、丹後海陸バス「伊根」バス停より徒歩2分の所にあり舟屋町並みの真ん中に位置する旧役場跡から出発することが多いそうですよ。

     

    京都・伊根の自然が生んだ地形は、条件が重なった奇跡の伊根湾だった

    <04-6_alt:alt青島>
    京都北部に位置する伊根湾は、日本海の荒れた波ではなく、静かで穏やかな波が特徴です。日本海側では珍しく南に開けた入江であることや山に囲まれていること、そして、無人島の青島が浮かんでいることが伊根湾を穏やかにする自然がもたらした条件です。青島が日本海から伊根湾を守る防波堤のような存在になるので、台風でさえも伊根湾は静かで高波が起こらないため、海面に接している舟屋でも被害はなく、江戸時代から変わらない舟屋が存在できます。
    <04-5_alt:altいけす>
    また、日頃の潮の干満差は年間50センチ程度と極めて小さいことも海のギリギリに舟屋を建てることができる理由の一つです。このような伊根湾では、日本海から流れるミネラルを多く含む栄養分が伊根湾に溜まるので、エサとなるプランクトンが豊富になり魚が良く育ちます。したがっていけす筏や釣堀があり、新鮮な魚介を手に入れることができます。伊根の新鮮な魚介や歴史的伝統的建造物の舟屋の町並みは、伊根湾や伊根の地形、青島などの周辺環境が作り出したものです。いつまでも日本に残していきたい「日本で最も美しい村」です。

     

    人気温泉旅館「油屋」プロデュース!奥伊根温泉の天然温泉を舟屋に

    <04-7_alt:alt雅>
    伊根バス停で降りて、旧役場跡から舟屋を一望した後は話題のお宿へ向かいます。旧役場跡から立石地区の方へ徒歩で約5分歩いたところにあるのが舟屋の宿「雅」です。1日1組限定の雅は奥伊根にある温泉旅館「油屋」が手掛けるリノベーションした話題の宿です。舟屋をリノベーションした宿は伊根に多く存在しますが、雅はファウンド型クラウドファインディングにより資金が集められた事業の宿です。奥伊根温泉は舟屋から経ケ岬方面に進んだ高台にある温泉旅館です。旅館真下から湧き出る天然温泉「奥伊根温泉」はかけ流しとなっており、伊根では人気の旅館です。油屋の天然温泉を舟屋「雅」にもひき、2階で舟屋の景色を見ながら天然温泉に入れるなんてとても贅沢です。

     

    創業262年日本で1番海に近い酒造~伊根湾の豊かな風味を試して~

    <04-8_alt:alt向井酒造>

    伊根バス停を下車し、約2分歩いた道の両側に大きな酒蔵が見えてきます。向井酒造は1754年創業の伊根町唯一の造り酒蔵です。向井酒造では販売店舗もあり、様々な地酒やお土産を購入することができます。日本で一番海に近い酒造だからこそ、食材の良さを引き立てる豊かな風味で、おだやかな伊根湾で取れる海の幸とよく合う地酒をお土産にいかがですか。

    <04-9_alt:alt試飲>
    おすすめは古代米(赤米)で作られた「伊根満開」です。古代米とは神様の赤米・皇帝の黒米と言われ、栄養価が高く珍しい貴重なお米です。中国でも栄養お健康米として珍重されています。私たちが食べている白米と比べ、食物繊維が3倍もあるそうです。体に取り込まれる有害物質を吸収し排出してくれるので、いつまでも若々しく健康でいられると言われています。そんな古代米を使った地酒はどんな味なのか気になります。ぜひどのお酒が自分に合うのか試飲できますので、お気に入りの日本酒を探してみてはいかがでしょうか。
    <04-10_alt:altジャム>
    また、地酒だけでなく伊根で取れた無農薬のフルーツを使ったジャムなどのスイーツも購入できます。無農薬のフルーツを使ったジャムは無添加の摘みたてだそうです!安心安全な伊根の美味を持ち帰ることができます。
    <04-11_alt:alt絵葉書>
    鬼を神様とし、節分を行わない薦池地方でしか栽培ができないという普通の小豆より大きく糖度も高い幻の小豆「薦池大納言」を使ったスイーツや舟屋の絵葉書を買うことも可能です。伊根の思い出をいつまでも忘れないよう物に変えて取っておきたい。そんな時には向井酒造にお立ち寄りください。
    <04-12_alt:alt向井酒造工場>
    今年で創業262年、伊根の変わらない広大な自然と酒造づくりの伝統を感じる向井酒造です。歴史ある地酒をぜひ伊根のお土産にしてみてはいかがでしょうか。

     

     

     

    海からみる重要伝統的建造物の舟屋は、まるで日本にいることを忘れるかのような景色が広がります。伊根の海の幸にぴったりな地酒で喉を潤し、天然温泉から見渡す舟屋や伊根の地形に心までも癒される贅沢な旅行をしてみませんか。