歴史の町浜松 ~天下の「徳川家康」・女将軍「井伊直虎」関連の歴史
東京から約2時間のアクセス抜群な地、静岡県浜松市。
2017年に始まった人気ドラマの井伊家ゆかりの名所を巡ります。
この記事の目次
井伊家繁栄のきっかけを作った男 天下の出世大名 ~徳川家康~
徳川家康といえばとても有名な出世大名ですよね。
そんな有名な徳川家康公と井伊直虎が繋がりがあったのです。
天下の徳川家康公は井伊家の繁栄に一役買ったとも言われているのです。
なぜ井伊家の繁栄のきっかけになったかといいますと、井伊直政が15歳の時に鷹狩りに出かけた徳川家康と出会い、自分の出自を明らかにした事で300石で家康に召抱えられ、徳川家康の幼名竹千代に因み井伊万千代の名を与えられたところから始まりました。
その後、井伊直政は井伊家の家督を継いだ井伊直虎の養子として迎えられることになりました。
そして、直政は大名まで登りつめ井伊家をまた繁栄させることに成功させました。
そんな井伊直政も足を踏み入れたことのある浜松城は、1958年に天守閣を140年ぶりに復元されました。
城内部は、大きくはないのですが多くの資料が展示されています。
そして、展望台には北に三方ヶ原古戦場、南に遠州灘、西に浜名湖、東に富士山と360度を見渡せる場所となっています。
井伊家のゆかりの地 後醍醐天皇第四王子宗良親王 「井伊谷宮」
井伊谷宮は天皇皇后陛下も参拝された格式高い神社であります。
御祭神「宗良親王」は、後醍醐天皇第四王子で約650ほど南北朝時代に一品中務卿(いっぽんなかつかさきょう)征東将軍として、この地を本拠に50余年の間、吉野朝方のためにご活躍になられました。
そして、御祭神の後醍醐天皇第四王子宗良親王は、和歌が素晴らしかったことから「学業成就・合格祈願」としても有名です。
その当時としては珍しく73歳と御長寿であったため、「長寿祈願・災難開運」で信仰されています。
直接的に井伊直虎との接点はありませんが、井伊家と後醍醐天皇第四王子宗良親王は深いゆかりがある場所です。
直虎の絵が描かれている絵馬もあるので、是非立ち寄って願いを書いてみたらいかがでしょうか。
井伊家のゆかりの地 井伊直虎の幼少期に過ごした 「謂伊神社」
謂伊神社は井伊直虎が幼少期に遊んでいた神社で、人気ドラマの第一回でおとわと亀之丞が遊んでいた場所で使われていました。
ここは南北兵乱の時、龍潭寺の境内から現在の地へ移築されたと言われています。
井戸や井水を祭祀対象とした神社で、井伊氏の発祥とともに氏神になりました。
本殿の後ろの丘には古墳時代の巨石祭祀の遺跡「天白磐座遺跡」(てんぱくいわくら)があります。
この天白磐座遺跡はパワースポットにもなっています。
祀られている岩の中央に立つと体がゾクゾクとしてきます。
謂伊神社の地は、昔は岩地帯であったため他にも大きな岩がたくさんあります。
驚くことに実は、川の方に行くと祀られている岩よりも大きい岩があります。
祀られている岩より倍ほど大きさがあり、写真に収めようとするとなかなか大きく収まりきらないほどです。
この岩は、なかなか知られていない岩なので是非訪れた際には見て欲しいと思います。
少し川に面しているため傾斜があるのでお気をつけてご覧ください。
謂伊神社であなたもパワーをもらってみてください。
浜松市には沢山の井伊家のゆかりの地があります。
実際に訪れるともっと井伊家のことが理解できるので、是非ご自分で足を運んでみてください。