HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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龍馬が愛した高知の名所桂浜と竹林寺を歩く心和む歴史旅

  • 高知県高知市には、全国の坂本龍馬ファンや、お遍路をめぐる人々が数多く訪れる名所があります。
    今回は、龍馬の愛した月の名所~桂浜~と、日本三大文殊随一の竹林寺の旅を紹介します。

     

     

    太平洋を行き交う船を見つめる桂浜の名物 高さ日本一の坂本龍馬像

     

     

    <写真01_MY遊バス>

     

     

    JR高知駅前から桂浜までバスで約52分。

     

     

    高知を代表する屈指の名所「桂浜」(かつらはま)にたどり着きます。

     

     

    高知市浦戸にある桂浜は、月と龍馬の桂浜として、太平洋を望み、土佐民謡よさこい節にも謡われ、愛されています。
    バスを降りて右手へ進み、階段を上ると心地よい風が吹いてきます。
    <写真02_桂浜 石碑>

     

     

    桂浜に向かって、左手へ進むと、はっと見上げる巨大な銅像が見えてきます。

     

     

    幕末の英雄、坂本龍馬の銅像は総高13,5メートルと日本一の高さを誇ります。

     

     

    想像よりもはるかに大きくそびえ立つ龍馬像に、思わず立ち尽くしてしまいました。

     

     

    <写真03_龍馬銅像全体>

     

     

    坂本龍馬は1835年に、郷士・坂本八平と幸の次男として産まれた後に、薩摩藩と長州藩の同盟を成立させ、江戸幕府を倒すきっかけをつくり、現代への大きな礎を築いた偉人です。

     

     

    その後龍馬は1867年11月15日、京都の近江屋で刺客に襲われ、33歳の生涯を終えています。

     

     

    龍馬像は、高知県出身の彫刻家、本山白雲が1928年に建てました。

     

     

    その大きさから、龍馬への尊敬の念を感じずにはいられませんでした。

     

     

    毎年、10月半ば~11月下旬にはやぐらが組まれ、龍馬と同じ目線から桂浜を眺めることもできます。

     

     

    坂本龍馬銅像・桂浜 所在地:高知県高知市浦戸

     

     

     

    白波と松林の美しいコントラスト 龍馬の郷里桂浜で歴史の風を感じて

     

     

    <写真04_龍馬像から桂浜へ下る道>
    龍馬像の正面から、松の木を頭上に、石畳調の階段を下りて進みます。

     

     

    徐々に視界一面の太平洋が広がり、あまりの美しさに時折足を止めてしまうほどでした。

     

     

    この日は、朝に桂浜を訪れたため、まだ海面にほど近い太陽がきらきらと輝いていました。

     

     

    下竜頭岬に竜王宮が建つ桂浜は、なだらかなアーチを描くように広がっています。

     

     

    <写真05_桂浜アーチ>
    穏やかで優しい波の音とともに、アーチに沿ってゆっくり歩くと、心安らぐ至福のときを感じることができました。

     

     

    行き交う船も風情があり、高台に建つ龍馬が今の日本を誇らしく見つめているようでした。

     

     

    外交家であった龍馬も、きっとこの太平洋を眺めながら大志を抱いていたのでしょう。

     

     

    <写真06_松の木からの桂浜>

     

     

    浜にその根をおろす松林は、桂浜の美しさをさらに引き立てています。

     

     

    心安らぐ雄大な景色を眺めていると、ある一人の旅人が声をかけてくださいました。

     

     

    「昨日もここに来て、帰るまえにもう一度ここに立ち寄りたくてね」と話してくださいました。
    今回初めて訪れた桂浜でしたが、私もまた高知に来た際は必ず立ち寄りたい場所になりました。

     

     

     

    行基が探し求めた日本の五台山 日本三大文殊随一の竹林寺を訪ねる

     

     

    <写真07_竹林寺前>

     

     

    JR高知駅からバスで約29分・桂浜からはバスで約23分の竹林寺前下車すぐ。
    五台山(ごだいさん)にある四国霊場八十八ヶ所の第31番礼所、「竹林寺」(ちくりんじ)に到着します。
    ほのかに漂っている線香の良い香りがする方へと、一歩一歩上がっていくと、あたりに青々とした綺麗な苔が見えてきます。

     

     

    <写真08_石畳・苔>

     

     

    自然のトンネルをさらに進むと、リズムの良いお経とともに、朱色の塔が見えてきます。

     

     

    <写真09_五重塔>

     

     

    742年、聖武天皇の勅命により、行基が創建した竹林寺。

     

     

    その縁起は、文殊菩薩の霊場として名高い大唐の五台山に登り、そこで親しく文殊から教えを授かる夢を見たことだそうです。

     

     

    行基は聖武天皇の勅命に応えようと、日本中を探して、唐の五台山に似た場所を探し、選ばれたのがこの地です。

     

     

    緑豊かな寺域には、数々の文化財が残されています。

     

     

     

    世界唯一の巡礼文化 日本遺産として受け継がれる四国遍路のルーツ

     

     

    <写真10_竹林寺本堂>

     

     

    続いて文殊菩薩を祀る竹林寺の本堂でお参りをしました。

     

     

    本堂は、「文殊堂」(もんじゅどう)とも呼ばれ、国重要文化財に指定されています。

     

     

    この本堂は、五台山で最古の歴史をもち、1644年に土佐二代藩主山内忠義によって建てられました。

     

     

    そっと手を合わせると、竹林寺の歴史を身近に感じることができました。

     

     

    <写真11_大師堂>

     

     

    文殊堂の正面に同年、山内忠義によって創建されたのが「大師堂」(たいしどう)です。

     

     

    弘法大師()が祀られており、この日もたくさんのお遍路さんが手を合わせていました。

     

     

    巡礼の証である木札が数多く残る様子から、弘法大師を慕う人々の心を感じました。

     

     

    <写真12_羊羹>

     

     

    竹林寺散策のひと休みには、伝統菓子の竹林寺羊羹(ちくりんじようかん)がおすすめです。

     

     

    今回は竹林寺の境内の授与所で売られている竹林寺羊羹をいただきました。

     

     

    羊羹の中身を押し出し、手を汚さずに楽しめる小さな工夫に、優しい気遣いが伺えました。

     

     

    お遍路道中や歴史旅のお供にすれば、パワーがみなぎること間違いなしです。

     

     

    <写真13_書院>

     

     

    ひと休みの後は1819年藩主参拝時の接待殿として創られた、国重要文化財の書院を訪れました。

     

     

    書院は、県下三名園のひとつ、国の名勝庭園と一体になっています。

     

     

    <写真14_庭園>

     

     

    名勝「竹林寺庭園」(ちくりんじていえん)は、鎌倉後期・1318年に土佐を訪れた禅の高僧・夢窓国師が作ったお庭で、都会の喧噪を忘れる空間です。

     

     

    ぜひお気に入りの季節に、足を運んでみてくださいね。

     

     

    竹林寺 所在地:高知県高知市五台山

     

     

    龍馬が愛した景色・桂浜と、遍路のルーツである空海を祀る高知にある竹林寺の歴史旅はいかがでしたか。

     

     

    一度足を運べば、また行きたくなる!そんな魅力が高知県・高知市にはぎゅっと詰まっています。

     

     

    次なる歴史旅には、是非、桂浜と竹林寺を訪れてみてくださいね。