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有名なお寺が沢山! 歴史ある寺社をめぐって丹波の魅力を感じよう

  • 兵庫県・丹波にはお寺や神社が数多く存在するということはご存じでしょうか?

     

     

    ここでは織田家ゆかりの「織田神社」に丹波もみじ三山のひとつでもある「円通寺」、そして石像を愛する「養徳禅寺」を訪れていきます。

     

     

    神社やお寺をめぐり、この町の歴史に触れてみませんか?

     

     

     

    前期柏原藩三代目織田信包の孫 藩主織田信勝の祭神「織田神社」

     

     

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    柏原駅から徒歩約15分、木の根橋のすぐそばに織田神社があります。

     

     

    立派な木の鳥居に、塀瓦の先端の円形部分に織田家の家紋「五葉木瓜」を瓦ごとに付け、織田家ゆかりであることが一目でわかる織田神社。

     

     

    木の根橋や、柏原八幡宮と並ぶ人気スポットとして、注目されているようです。

     

     

    織田神社は、前期柏原藩三代目の藩主織田信勝を祭神として、彼の死後旧居館跡にされましたが、後期柏原藩再興後に東奥大谷を経て現在地に移され「織田権現」とも称して織田家の庇護と町衆の厚い信仰を受けるようになったそうです。

     

     

    信勝は織田信長の弟の信包の孫で、1630年に藩主となり、新田開発や堤防を築造するなどの善政を敷いましたが、1650年死去し継嗣がなかったため前期柏原藩は絶家となりました。

     

     

    信長のイメージはあまり良いものではないという人も多く、=織田信長のような印象を受けますが、信勝は地元の人にも愛されていたようです。

     

     

    織田神社は立派な木の鳥居がとても印象的です。

     

     

    木の根橋や柏原八幡宮に加えて訪れてみてはいかがでしょうか。

     

     

    所在地 : 669-3309 兵庫県丹波市柏原町柏原204

     

     

     

     

    丹波もみじ三山のひとつ「円通寺」 足利義満の創建した曹洞宗の名刹

     

     

    JR福知山線石生駅から青垣・大名草行の神姫バス「御油」で下車し、徒歩約10分のところに円通寺があります。

     

     

    丹波もみじ三山の一つであり、初夏のアジサイとともに花どころとして知られているそうです。

     

     

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    円通寺は、1382年に将軍・足利義満が後円融天皇の勅命により創建した曹洞宗の名刹です。

     

     

    年号の首字をとって「永谷山」と号し、天子の宝号の1字をとって「円通寺」となり、勅願所と定められたそうです。

     

     

    現存する本堂、庫院などの建築物は江戸時代に再建されたもので、ご本尊は如意輪観世音菩薩像、後小松天皇より下されたものと伝えられています。

     

     

    参道には300本あまりのアジサイが植えられており、6月の雨上がりには美しい景色が広がるそうです。

     

     

    広い境内では毎年11月上旬にはもみじまつりが催されるなど、訪れる時期によって様々な景観を楽しむことができます。

     

     

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    また、丹波市指定天然記念物の樹齢700年を超えている、円通寺大杉も見どころの一つです。

     

     

    この大杉から力強い自然のパワーが感じられます。

     

     

    所在地 : 669-3633 兵庫県丹波市氷上町御油983

     

     

    公式HP : 曹洞宗永谷山円通寺

     

     

     

    市指定文化財の羅漢像に延命地蔵尊 石像を愛するお寺「養徳禅寺」

     

     

    JR山陰本線、養父駅から歩くこと約20分。

     

     

    養徳禅寺と呼ばれるお寺と、ゆったりと拡がる境内の左手丘陵に羅漢像などが安置された羅漢道があります。

     

     

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    19世紀前半の養徳寺中興・尊応和尚の徳を慕って帰依者が裏山全山に奉納された羅漢像という石像があります。

     

     

    麓に移して参拝者の便を図っていましたが、豊岡自動車道の建設に伴い、1994年に現在の羅漢道を整備し安置されたそうです。

     

     

    釈迦三尊・十六羅漢・三十三観音の石像が道に沿って安置されています。

     

     

    その内、羅漢像は丹波市の文化財に指定されています。

     

     

    参道入口に安置された延命地蔵尊は1836年に造立され、その様式も特異で、市指定文化財になっているそうです。

     

     

    養徳寺は1649年に開創され、1845年に現在地に移りました。

     

     

    里のお寺として、石像を愛するお寺として地元でも親しまれているようです。

     

     

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    本堂へと続く参道も、本堂もとても立派な建物で圧巻です。

     

     

     

     

     

     

    いかがでしたか。

     

     

    丹波にある神社やお寺は、どれも立派なもので歴史と自然の調和しており、見所がたくさんあります。

     

     

    ここで巡ってきた3つのお寺以外にも、数多くの有名なお寺や神社が存在あります。

     

     

    丹波に訪れた際は、歴史あるお寺や神社を巡って旅してみてはいかがでしょうか。

     

     

     

     

     

     

     

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