HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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豊臣秀吉の長浜城に日本最古の鉄道駅舎 長浜で日本の歴史を巡る旅

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    田園風景の中を電車に揺られ、辿り着いたのは、滋賀県の長浜。
    戦国時代には羽柴秀吉(はしばひでよし)(後の豊臣秀吉)の城下町として、明治時代には北陸地方と繋がる鉄道の発着地として、
    長く栄え続けてきた地ですが、現代では人通りも少なくひっそりとしています。

    しかし長浜を巡ってみると、そこには戦国、明治、はたまた古代まで、多数の歴史の跡が溢れていることに気付きます。それではこの長浜で、古代から現代までそれぞれの時代を巡る時間旅行に出発しましょう。

     

     

    古代の慣習と、国宝指定の安土桃山美術が残る神秘的な島「竹生島」
    小皿投げを行える小さな鳥居

     

    時間旅行最初の地は、古代と安土桃山両方の歴史の跡が残る竹生島(ちくぶしま)です。島の奥にある宮崎鳥居(みやざきとりい)という小さな鳥居。
    宮崎鳥居では、素焼きの小皿に願い事を書いて鳥居に向かって投げ、小皿が鳥居をくぐると願い事が叶うと言われています。
    鳥居の下には無数の小皿が散らばっており、1500年以上前に始まったというこの慣習を、竹生島を訪れた人たちが行い続けてきた歴史が感じられます。鳥居はすぐ近くに見えるのですが、実際は力一杯投げても鳥居まで届かないほど距離があり、くぐらせるのは意外と難しいです。

     

     

    島の頂上へ延びる石段

     

    竹生島の魅力は、何と言ってもその神秘的な雰囲気です。
    森の中を進むように165段の石段を上ると、そこは寺と神社が混在する独特な雰囲気に包まれています。
    安土桃山時代の芸術が今なお残る二つの国宝や重要文化財を間近で見られるだけでなく、
    下を見ると海のように広大な琵琶湖(びわこ)を望むことができ、
    石段を上って息切れしていたことも忘れてしまう程贅沢なひと時を過ごすことができます。

     

    竹生島 所在地:滋賀県長浜市早崎町

    豊臣秀吉の原点は長浜にあり!戦国好きなら長浜城は外せない!
    琵琶湖岸近くにそびえ立つ長浜城

     

    神秘的な古代の空気と、安土桃山時代の芸術を感じた後は、戦国時代へと進みましょう!長浜城は、羽柴秀吉が一国一城の主として初めて築いた居城です。当時今浜と呼ばれていたこの地を長浜と改めて城下町を形成し、後に太閤検地などで知られる秀吉の城下町経営の原点となりました。
    長浜城は湖北支配の役割を彦根城に譲った後廃城となり、当時の天守閣が存在した場所には現在石碑が建っています。
    写真の長浜城は1983年に市民の熱意と寄付によって、長浜城歴史博物館として建築されたものです。
    歴史博物館内には秀吉や長浜で生まれた石田三成を初めとする戦国武将たちや、当時の長浜の様子を伝える資料が展示されている他、
    展望スペースからは琵琶湖と長浜の街を一望することができます。

     

    長浜城 所在地:滋賀県長浜市公園町10

     

     

    「長浜浪漫ビール」の湖国三種盛セットで江戸時代の長浜を感じよう!

    時間旅行も折り返し地点。お腹が空いてきた頃ではないでしょうか。
    そんなときは、江戸時代の酒蔵を改装して造られた「長浜浪漫ビール」で味わう滋賀のグルメはいかがでしょうか?
    近江の郷土料理三種を堪能

     

    近江牛を使った贅沢なお料理はもちろんおすすめですが、滋賀のグルメを一挙に堪能できる「湖国三種盛セット」にも注目です!
    琵琶湖で獲れた鮒(時期によっては鮎)、しじみ、そして赤こんにゃくをおつまみに、地ビールを味わえるお得なセットです。

     

    特徴ある4種の地ビールの内2種

     

    地ビールは4種類ある内1種類を選ぶのですが一つ一つ色や風味が全く異なり、
    お店の方に聞けば各種の違いや魅力を細かく解説してもらえるので、是非ご自身の「これだ!」と思う一種を選んでみてください!

     

    長浜浪漫ビール 所在地:滋賀県長浜市朝日町14-1

     

     

    日本最古の鉄道駅舎「長浜鉄道スクエア」で明治時代へタイムスリップ!

    明治時代には珍しい西洋風の旧長浜駅舎長浜

     

    鉄道スクエアは1882年に長浜駅舎として完成し、現在日本に現存する最古の鉄道駅舎です。
    当時長浜駅舎はすぐ横に大津から長浜までの連絡船の船着場があり、駅舎からは敦賀や関ケ原方面と繋ぐ陸上機が発着するとても栄えた場所でした。当時のままの火鉢や暖炉、列車に積む荷物籠などが置かれた待合室に腰掛けると、活気溢れる明治の長浜にタイムスリップした気分が味わえますよ。
    日本で唯一現存するED70形交流電気機関車待合

     

    室の奥には、当時使われていた蒸気機関車と電気機関車が展示されています。
    実際に運転車両に入り、操縦器具に触れたり蒸気機関車の窯を間近で見ることもできます。
    「煙を吐く怪物」として敬遠されたこともあったという大きな機関車は、間近で見るとすごい迫力です。

     

    長浜鉄道スクエア 所在地: 滋賀県長浜市北船町1-41

     

     

    元第百三十国立銀行長浜支店で長浜のシンボル「黒壁ガラス館」
    重厚感ある黒壁ガラス館の外観

     

    時間旅行最後の地は、明治から現代へ一気にタイムスリップ!黒壁ガラス館です。黒壁ガラス館は1990年に第百三十国立銀行長浜支店として建設されました。当時としても珍しい黒漆喰の建物は長浜の町のシンボルとして、黒壁銀行と呼ばれ親しまれたそうです。
    シックな外観と合わせて、中も落ち着いた雰囲気。
    文明開化後の明治ならではでしょうか。階段の手すりに施された彫刻や、細長く特徴的な上げ下げ窓など、
    西洋風の建築様式が印象的です。
    そんな明治の空気漂う黒壁ガラス館内に置かれるのは、打って変わってモダンなデザインのガラス細工作品の数々。
    小さく可愛らしい動物たちの置物を初め、アクセサリーや焼酎グラスなど大人も子供も楽しめる様々な作品が販売され、
    また近くの工房では吹きガラスやトンボ玉制作の体験教室が開かれています。

     

    黒壁ガラス館 所在地:滋賀県長浜市元浜町12-38

     

    歴史と文化が凝縮された街、長浜

    長浜城歴史博物館から望む琵琶湖

     

    古代の慣習、戦国武将の居城、明治の鉄道駅舎など、歴史スポット盛りだくさんの長浜時間旅行はいかがでしたか?

     

     

    また、歴史スポットだけでなく、ガラス細工のような長浜の文化的一面を体験できるスポットも、まだまだあります。

    ここ長浜で、歴史と文化を一度に感じる贅沢体験してみませんか?