少年兵の物語が語り継がれる城下町
福島県会津地方の中心都市で、若松城(鶴ヶ城)や白虎隊などでも有名な城下町。
歴史的建造物を保存活用し、その風情ある景観で訪れる人々を魅了し続けています。
01まち ~会津若松~
01まち ~会津若松~
自然に囲まれた 会津藩23万石の城下町
福島県の西部で豊かな自然に恵まれた会津地方の中心都市。東京から約2時間30分、仙台駅から約2時間で古くは会津藩23万石の城下町として栄えました。街のシンボルは難攻不落と言われた会津若松城(鶴ヶ城)。城の上層階からは市街地や会津盆地、遠く磐梯山を一望することができます。レトロな建物が建ち並ぶ七日町通りは、大正時代にタイムスリップしたような気分になります。
02歴史 ~会津若松~
02歴史 ~会津若松~
難攻不落の名城に思いを馳せる
1384年(至徳元年)蘆名直盛が館を築き、東黒川城と称したのが城下町のはじまり。古事記や日本書紀などには「相津」と記され、東と北の出会う重要な接点として位置づけられています。また、会津は戊辰戦争によって武家支配が終焉を迎えるまで、中央と地方(奥州)との政治勢力が拮抗する一大拠点でした。西軍の猛攻にも落ちなかった会津若松城(鶴ヶ城)は、”難攻不落の名城”と呼ばれました。
03史跡 〜鶴ヶ城(会津若松城)〜
03史跡 〜鶴ヶ城(会津若松城)〜
栄枯盛衰を感じながら歴史散策を
今から約630年前に葦名直盛が東黒川館として造営したのがはじまり。その後、伊達政宗をはさんで蒲生氏郷が豊臣秀吉の命令で会津を治め、七層の天守閣を築きました。戊辰戦争では西軍の猛攻に耐えましたが、明治政府の命令で取り壊され、現在の天守閣は1965年(昭和40年)に再建。内部は郷土博物館になっているので、歴史に思いを馳せつつ散策できるのも魅力のひとつです。
04歴史的景観指定建造物 〜七日町通り〜
04歴史的景観指定建造物 〜七日町通り〜
大正浪漫あふれる通りをぶらり街歩き
先人たちが培ってきた歴史的建造物を後世に伝え、会津若松らしい景観を創造することを目的に保存活用しています。なかでも、「七日町通り」は、蔵が建ち並ぶノスタルジックな通り。藩政時代には、会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通り、城下の西の玄関口として栄えていました。現在は蔵造りの店や洋館などが建ち並んでおり、大正浪漫が感じられる貴重な通りとして賑わっています。
05偉人 〜野口英世〜
05偉人 〜野口英世〜
世界的偉人のゆかりの地を巡る
福島県出身の偉人・野口英世。1歳半頃の大火傷により左手に障害を持ち、その手術をきっかけに医師を目指します。青春期を会津で過ごし、会陽医院に書生として住み込みで働きながら、約3年半にわたって医学の基礎を学びました。現在、会陽医院跡地は「野口英世青春館・会津壹番館」として、英世に関する様々な資料を展示。世界的にも有名な医学者である彼の青春の軌跡を垣間見ることができます。
06自然 〜東山温泉〜
06自然 〜東山温泉〜
文人たちに愛された会津の奥座敷
天平年間の開湯。藩政時代には、会津藩の浴場と保養所がありました。創傷に対して効用があり、宇都宮で負傷した土方歳三はここで湯治し、その後戦列に復帰。明治以降はこの風情に魅せられた文人歌人も多く、与謝野晶子や竹久夢二などがここを訪れ、数々の作品を残していることでも有名です。文人・墨客にもこよなく愛された湯の街を散策すれば、歴史を肌で感じられるうえに旅の疲れも癒されます。
07史跡 〜さざえ堂・白虎隊十九士の墓〜
07史跡 〜さざえ堂・白虎隊十九士の墓〜
少年兵の悲しい物語の舞台を訪れる
さざえ堂は1796年(寛政8年)会津若松市の飯盛山に建立された、六角三層のお堂。上りと下りが異なる通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者が安全にお参りできるという世界的にも珍しい建築様式を採用しています。また、飯盛山には戊辰戦争で少年兵で構成された白虎隊の墓があります。激動の時代を生きた少年たちの辛く切ない物語に思いを馳せ、現在も献花が絶えない場所のひとつです。
08郷土料理 〜会津三大茶屋〜
08郷土料理 〜会津三大茶屋〜
旅人たちの憩いの地で名物を食す
車や電車がない時代、会津は周囲を全て山に囲まれた盆地であったため、どこへ出かけるにも険しい峠道を自分の足で歩かなければなりませんでした。そんな峠道や城下街の出入口には必ず茶屋があり、その茶屋には必ず名物の逸品があったのです。「強清水の天ぷら」「一ノ堰の棒たら」「奴郎ヶ前の田楽」の3つは三大茶屋料理として現在も守り伝えられています。素朴な味わいに、心と身体が満たされます。
09名産 〜清酒〜
09名産 〜清酒〜
見て、ふれて、味わう酒蔵巡り
小原庄助さんに代表される酒どころとして有名な会津。今から約400年ほど前、藩主・蒲生氏郷が近江から呼び寄せた杜氏によって酒造りが始まりました。良質の伏流水、肥沃な大地から生まれる質の高い米と、年間を通して寒暖の激しい風土、そして熟練の杜氏の技による丹念な作業が、芳醇でまろやかな酒を造成。現在では酒造りの工程を見学や試飲できる蔵元もあり、地酒の美味しさを堪能できます。