HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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知る人ぞ知る魅力いっぱい!茨城県水戸の隠れた魅力を大発見!

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    知る人ぞ知る魅力がいっぱいの茨城県の水戸市は東京都内(上野)からJR常磐線でなんと特急65分! 都内の方はプチ旅行におすすめです。水戸市の歴史と大自然を満喫できる観光地は水戸駅周辺にたくさん集まっています。 車で訪れる人も多いため、各観光地に駐車場があります! 茨城県だからこそ、穴場スポットがたくさんあります。魅力的な観光地をまとめました。

     

     

     

    水戸黄門の銅像で有名!千波湖は水戸市民に愛される憩いの場!

    千波湖

     

    水戸駅からバスで約10分の場所にある千波湖は地元の人々が集まる憩いの場です。

     

    黒鳥

     

    広大な土地を活かした千波湖には白鳥やカモなどがのびのびと暮らしています。 湖の周りには一周3㎞のランニングコースがあり、健康のために歩いたり走ったりしている人がたくさんいます。 千波湖のあらゆるところにトイレやベンチがあり、休憩所には売店もあるのでのんびりとくつろぐことができます。 また、千波湖を見ながらの食事は格別です。

     

    徳川光圀公の銅像

     

    千波湖の西側には水戸黄門でおなじみの徳川光圀公の銅像があり、訪れる人々を見守っています。 着物を着て結婚写真を撮りに来られる新郎新婦さんもいらっしゃいます。結婚写真の場所に選ばれるのは、千波湖が愛されている証拠かもしれませんね。

     

     

     

     

    絶景の梅林!水戸の偕楽園は来るたびに親しみを感じる飽きない美しさ

    常盤神社

     

    日本三名園の一つとして有名な偕楽園(かいらくえん)はご存知の方も多いのではないでしょうか?
    しかし、偕楽園に入る前にまず隣接する常盤神社にお参りしましょう。常盤神社は徳川光圀公と徳川斉昭公を祀る神社です。

     

    偕楽園

     

    御二方にお参りが済んだら、いよいよ偕楽園です。偕楽園は水戸藩第九代藩主の徳川斉昭公が創設しました。斉昭公の「みなと偕(とも)に楽しむ園を作りたい」という思いから創設されました。その思いから他の日本三名園の入場料が有料なのに対し、偕楽園は無料のままです。

     

    また、もう一つ他の日本三名園との違いがあります。それは他は造形美なのに対し、偕楽園は自然を活かした美しさということです。自然美なので飽きることなく、来るたびに親しみを感じることができます。

     

    六名木

     

    偕楽園は梅が有名です。偕楽園には100種類の梅がありますが、その中でも花の形・香り・色などが特に優れている6品種を六名木としています。六名木は木の周りが六角形で囲まれているので一目でわかります。梅が咲いていない時期でも桜、ツツジ、萩などがあり四季折々楽しめます。

     

    また、花が咲いていない梅も名前、木の肌やねじり具合を見て楽しめます。梅のネーミングはとても素敵でたくさんの種類の素敵な名前に出会うことができ、木の肌やねじり具合で梅の木の樹齢を感じることができます。

     


    休憩所

     

    偕楽園には観光案内所もあるので初めての方でも楽しむことができます。また、休憩所やベンチだけでなく足に負担がかからないように階段を使わないコースや下るだけのコースもあるので安心して楽しむことができます。

     

     

     

     

    二層三階からの眺めは格別!水戸の好文亭で茶会を楽しみませんか?

    好文亭

     

    好文亭館内

     

    偕楽園内にある好文亭(こうぶんてい)は木造2層3階建てで、詩歌の会や茶会などを開催するために建てられた、とても風情がある建物です。 そのため、現在もお茶会が毎月開催されています。由緒ある空間で格式高いお茶会を楽しむこともできるのは好文亭の魅力の一つです。

     

     

    好文亭から見える景色

     

    上の階へ上がる際の階段は不意の敵襲に備えたものであり、幅が狭く一段一段が高く作られています。その階段を上って見える景色の眺めは格別です。偕楽園内だけでなく千波湖も一望することができ、四季折々の美しい風景が楽しめます。 水戸武士の風格が感じられる優雅な外観だけでなく、内観も素晴らしいのでぜひ入ってみてはいかがでしょうか? 入園料は大人200円ですが、70歳以上の方は無料で入ることができます。

     

     

     

     

    弘道館は日本最大の藩校!水戸藩士が厳格に学問に励んだ歴史的建造物

    弘道館外観

     

    弘道館館内

     

    日本最大の藩校である弘道館(こうどうかん)は厳格に学問に励む場所でした。弘道館も偕楽園同様、徳川斉昭公が創設しました。
    優れた人材の育成を目指し、斉昭公は1841年に弘道館を創設しました。そして、その翌年に偕楽園を創設しました。
    弘道館と偕楽園はは「一張一弛」の関係になっています。これは二つの関係を弓で例えたもので「弓を張ったり、弛めたりすること」を意味します。つまり、弘道館は「一張」で勉励を、偕楽園は「一弛」で休息を表しています。厳しいだけでなく時には緩めて楽しませることも大切であるという斉昭公の素敵な教えを、弘道館と偕楽園の両方を訪れることで感じることができます。

     

     

     

     

     

    日本初!水戸黄門が食べた水戸藩ラーメンを食べてみませんか?

    水戸藩ラーメン

     

    今ではすっかり日本で定着したラーメンを日本で一番最初に食べた人物は、なんと水戸黄門でおなじみの徳川光圀公で、その当時のラーメンを再現したのが水戸藩ラーメンです。 水戸藩ラーメンの特徴は麺にれんこんが練りこまれていて、「五辛」を添えて食べることです。れんこんは茨城県が全国1位の生産量を誇っており、そのれんこんの粉を練りこむことによって風味がよくなります。

    また、「五辛」とは、にら、らっきょう、ねぎ、にんにく、しょうがの五種類です。体を温めるといわれている五辛の薬味は、どれも食欲を刺激し、体の中から温めてくれます。 水戸藩ラーメンが食べられるお店は県内に何店舗かあります。 今回はその中でも、駅から徒歩20分の「石田屋」さんの水戸藩ラーメンを紹介したいと思います。 石田屋さんの水戸藩ラーメンは、一般的なラーメンに比べてあっさりとしていて身体に優しいラーメンです。 五辛だけでなくシイタケや八宝菜も入っています。また、チャーシューも鶏肉でさっぱり食べられますので、どなたにもおすすめです。

     

     

     

     

     

    穴場スポットだらけの茨城県!その県庁所在地である水戸市の魅力に気づいていただけましたか? 水戸市は車でも電車でも訪れることができる素晴らしい観光地です。東京都心からもすぐなので、気軽にプチ旅行感覚で訪れることもできます。

    また、水戸市には知る人ぞ知る観光地がたくさんあるので、のんびりと観光することができます。 徳川光圀公と徳川斉昭公の歴史を感じながら観光すれば、より水戸市の魅力を発見できます。 水戸市の歴史とともに美しい大自然に囲まれて、茨城県の本当の魅力に触れてみませんか?