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兵庫県豊岡市出石の名産 出石そば 江戸から代々受け継がれる技

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    但馬の小京都として知られる兵庫県豊岡市出石。
    1604年頃小出吉英によって出石城が築かれたことにより、本格的に出石城下町が整備されていきました。
    今回は当時の美しい町並みの中で名産出石そばを堪能します。

     

     

    豊岡市出石城下町にたたずむ 天通 で名産出石そばを味わう

     

     

     

    <写真02_alt:街並み>
    出石そばの歴史は江戸時代中期にまでさかのぼります。
    1706年、出石藩主松平氏と信州上田藩の仙石氏がお国替えとなった際に仙石氏とともに信州からやってきたそば職人の技術が広まり誕生しました。
    その後長い時をかけて改良を重ね、出石焼の小皿に盛りつける独特の「出石そば」を創出し、現在まで受け継いできました。
    今では出石の町には約50軒ものそば屋さんが立ち並ぶほどそば処として有名になったのです。

     

     

    〈03_izushi_天通さんの店頭〉
    まずは「天通(てんつう)」で出石そばをいただきます。
    天通は全てのお品に石臼挽き自家製粉のそば粉を使っているため、独特の風味を味わえます。

     

     

    〈04_izushi_出石そば〉
    出石そばの特徴ともいえる様々な薬味(たまご・ねぎ・とろろ・わさび)が並びます。
    はじめは何もいれずにそばの味を楽しみます。そして、薬味をお好みで加えながらいくつもの味を堪能します。

     

     

    〈05_izushi_そば湯〉
    締めはそば湯です。最後までおいしくいただきました。

     

    天通 : 公式HP http://www.eonet.ne.jp/~tentsusoba/

    所在地 : 兵庫県豊岡市出石町小人75

     

     

     

     

    豊岡市出石にある 出石皿そば一鶴 で職人直伝 蕎麦打ちを体験

    職人の作った出石そばを楽しむのもいいですが、せっかくなので「蕎麦打ち体験」へ行きましょう。

     

     

    <写真06_一鶴前>
    天通から西へ歩くこと約10分。
    出石皿そば一鶴(いっかく)を訪れました。
    こちらのお店は出石の中では新しいお店で、「温故知新」を掲げて日々美味しい出石そばを提供するとともに、そば打ち職人が丁寧に指導してくださる「蕎麦打ち体験」も行っています。

    ではさっそく作っていきましょう。
    最初は生地を形成するところから始めました。
    水を少量ずつ加え、一つのまとまりになるまでこねます。
    手で伸ばしていき、途中から木の棒を使用しました。次に生地を切る最終段階に入ります。

     

     

    <写真07_alt:作った出石そば>
    これがとても難しく、太くなってしまいました。
    すべて切り終えたら、自分でつくったそばを食べることができます。

    自分で何とか作ったそばは、達成感と喜びでまた違った味わいがありました。お店で作られたそばを追加注文できるので食べ比べもできます。
    実際に食べ比べてみると、職人の作ったそばはつゆがうまく絡み、一段と風味を感じました。

    出石そばの伝統と職人の技を実感しました。

     

     

    一鶴公式HP : https://www.ikkaku-soba.com/

    所在地 : 兵庫県豊岡市 出石町福住字上清水191-1

     

     

    出石城下町で味わう出石そばの旅はいかがでしたか。
    名産出石焼の上に乗る名産出石そば、それは代々受け継がれる職人技によって生まれる味です。
    職人技に触れながら、自分で作ったそばもまた一味違います。
    ぜひ一度その味を歴史ある町並みとともに感じてください。

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