地域の歴史に触れて非日常の体験をしてみるのも、旅の楽しみのひとつです。今回は、歴史ある城下町として知られる伊賀を取り上げて、魅力や人気の観光スポットなどを紹介します。
さまざまな歴史を持つ伊賀の町
三重県の東部に位置する伊賀市は、古くから城下町として栄えてきました。歌人の松尾芭蕉が生まれた地としても知られる同市は、京都府や奈良県、滋賀県と隣接しており、関西や関東方面からもアクセスしやすい立地環境です。
宿場町としての歴史を持つ
伊賀街道や奈良街道などの街道沿いにある伊賀は、宿場町として発展してきた歴史があります。
お伊勢参りで知られる伊勢神宮へ参拝する人が立ち寄ることも多く、伊賀は京都や奈良などの文化の影響を受けやすい環境にありました。
古い建物が残る街並みから、伊賀は小京都と呼ばれることもあります。
伊賀流忍者の里としても有名
忍者の里としても知られているのが、伊賀の特徴です。忍者は、大名などの権力者から雇われ、内密に活動を行ってきた忍びの従者のことです。
忍者の流派では、伊賀流と甲賀流がよく知られています。伊賀は、伊賀流の忍者が活躍した地域として有名です。
伊賀市内には、このような忍者について紹介する観光施設や名所旧跡が数多く残ります。
伊賀流忍者の世界に触れられる観光スポットは？
伊賀の忍者の世界が堪能できるのが、伊賀流忍者博物館です。
忍者をテーマにした博物館
上野公園の中にあるこちらの博物館は、伊賀流忍者をテーマにした施設です。施設内には、農家の建物を改造したからくり屋敷が設けられており、神秘的な世界に触れることができます。
手裏剣などの忍術の実演ショーも折に触れて行われ、当時の忍者の技が目の当たりにできるのも、この博物館の魅力になっています。
資料館には、忍者が使用していたとされる道具の数々や忍者にまつわる古い書物などが展示されています。
忍者グッズの販売や手裏剣打ち体験、衣装のレンタルも実施
伊賀流忍者博物館では、忍者をテーマにしたグッズの販売が行われています。ゴム製の手裏剣やまきびしなどは、観光客からも人気が高いお土産のひとつです。
手裏剣打ち体験は、本物の手裏剣を使って行う本格的な内容になっています。体験の際には、博物館のスタッフがサポートしてくれるので、初めて手裏剣打ちにトライする人でも安心です。
衣装のレンタルでは、忍者の装束を実際に身に付けることができます。ブルーや赤などの忍者用の衣装は、子供用の小さいサイズから大人用の大きなサイズまで揃っています。
博物館を訪れたついでに、カップルや友達同士、家族で忍者になりきるのも、楽しいかもしれませんね。
伊賀の魅力が堪能できる「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野」
伊賀観光の際にぜひ利用してみたいのが、ホテルやレストランを完備した少しユニークな観光施設「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野」です。
歴史的建造物をリノベーションした客室
地域の歴史的建造物をホテル、レストランに改造した「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野」は、瓦屋根と白壁のコントラストが美しい建物の外観もさることながら、客室も見応えがあります。
実際に部屋として使われていた空間をリノベーションした客室は、一つひとつに個性があり、泊まる部屋によって異なる雰囲気が味わえるのが特徴です。黒い梁が見える天井や柔らかな光を通す障子、板張りの床などは、一見の価値があります。
滞在中は、かつての伊賀の生活を思い浮かべながら、ゆっくりとくつろぎのひとときが過ごせるでしょう。
《NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 公式サイトはこちら》
伊賀のグルメが堪能できる風情あるレストランも魅力
「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野」のレストランでは、伊賀牛などの地域のグルメも堪能できます。
水がきれいなことで知られる伊賀は、日本酒の産地としても知られています。伊勢志摩サミットで使われた日本酒などは、伊賀の地酒を味わってみたい人にもおすすめです。
HISTRIP編集部より
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